品質の開示と価格競争
はじめに雑誌や新聞産業では、コンテンツを販売することによる収益のほかに、媒体として広告枠を設けてそれを販売することによる、広告収益もあります。この記事では、競争する企業が広告収入モデルを新たに採用すると、コンテンツの差別化度が小さくなってしまい、理論的にはコンテンツ販売において価格競争が起
はじめにテレビ放映産業は、広告枠を企業に売って儲ける広告収益モデルを採用しています。このような広告収益モデルの産業では、差別化(水平差別化)がされにくいということを説明します。差別化のインセンティブ一般的に企業は、自社商品を他社商品とどれくらい差別化するかを決定する際に、以
差別化の程度を決める際には、2つの相反する作用を考慮する。1つは、差別化をすることで価格競争が緩和されるという作用だ。2つは、差別化すると、競合他社から遠ざかるため顧客が減ってしまうという作用だ。差別化をすることで価格競争が和らぐメカニズムは以下の通りである。
長期契約は、時間的バンドル商品と解釈することができる。例えば、2期間の契約というものは、1期間の契約を2つ組み合わせて束ねた、バンドル商品という性質を持っている。バンドル商品同士の競争は、個々商品での競争よりも価格競争が激しくなるということを確認した。これにアナロジーを使うと、長期契約同士
参考論文Economides, N., 1989, “Desirability of Compatibility in the Absence of Network Externalities,” The American Economic Review, 79, 1165–1181.Si
会社が、従業員の効用の合計を最大化するように購入するとする。①従業員の人数が多く、大数の法則により、好みの平均が中央に集まり、全体的に見たら無差別になる。個々人の好みのバラつきが打ち消されてしまい、価格競争が激しくなる。②値下げにより、一度に1社分の、多くの需要を競合から奪うことが
参考論文Economides, N., 1989, “Desirability of Compatibility in the Absence of Network Externalities,” The American Economic Review, 79, 1165–1181.Si